とある整体師の戯言日記

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Jリーグ2017年度から2ステージ制から1ステージ制に変更

time 2016/09/07

Jリーグ2017年度から2ステージ制から1ステージ制に変更

2016年10月12日に開かれたJリーグ実行委員会で、2017年度からJリーグが現在採用している2ステージ制を、以前に採用していた1ステージ制に戻す事が決定しました。

Jリーグは2005年から2014年まで1ステージ制を採用していましたが、2015年度から2ステージ制に変更しました。

元々サッカーファンや選手達からも反対意見が多かった2ステージ制への以降だっただけに、いずれ1シーズン制に戻る可能性は高いと考えていた人も多いと思いますが、わずか2年で1ステージ制に戻るというのは意外な決定でしたね。

そもそも1ステージ制と2ステージ制の違いが分からない人に簡単に説明すると、1ステージ制は1年間のトータルの勝ち負けによって順位が決定する制度で、2ステージ制は1年間を前期と後期の2つに分けて、それぞれの順位が1位同士のチームで最後に対戦して優勝を決めるという制度です。

どちらにもメリットとデメリットが存在しますが、世界的なサッカーの基準で言えば1ステージ制を採用している国が多い傾向があります。

そこでこのページでは、1ステージ制と2ステージ制のメリットとデメリットの説明と、2015年からスタートさせた2ステージ制がわずか2年で1ステージ制に戻った経緯について説明させていただきます。

Jリーグに興味のある人は是非参考にして下さいね。
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1ステージ制、2ステージ制のメリットとデメリット

先ほども軽く説明させていただいたように、1ステージ制と2ステージ制のどちらかが正解で、どちらかが間違っているという訳ではありません。

現代のサッカーで最もお金と人が集まっているヨーロッパでは1ステージ制が一般的ですが、南米のリーグや成長著しいアメリカのMLS(メジャーリーグサッカー)などでは2ステージ制などを採用しています。

どうしても現代のサッカーの注目がヨーロッパの主要リーグに集中してしまいますので、1ステージ制が正解のように考えている人も多いのですが、決して正解がある訳ではありませんし、Jリーグは日本のサッカーに合った制度を選択するべきだと思います。

1ステージ制のメリットとデメリット

1ステージ制の最大のメリットは何と言っても分かりやすいという部分です。年間を通して最も優秀な成績を残したチームが優勝するという制度ですので、優勝したチームがその年で最も強いチームという事に何の文句も出ません。

1ステージ制のデメリットは消化試合が増えてしまうという部分です。年間を通した長い期間での順位で競いますので、当然強いチームと弱いチームとで勝敗に差が開きます。そのためシーズン終盤になると一部の優勝争いをしているチーム以外は、何の目的もない消化試合が続いてしまうんですね。その結果、ヨーロッパのように根強いサッカー文化が作られていない国からすれば、観客離れ、スポンサー離れ、一般層の興味を引く事が出来ないなど、ビジネス面でのマイナスが発生してしまいます。

2ステージ制のメリットとデメリット

2ステージ制の最大のメリットは、シーズンを通して盛り上がる場面が増えるという部分でしょう。前半戦の優勝を決める場面で1回、後半戦の優勝を決める場面で2回、前期と後期の勝者同士で争う場面で3回、1年の中に最低でも3回は盛り上がる場面を作る事が出来ます。

また前半戦に調子が悪かったチームでも、後半戦に良い成績を残せば年末に行われるプレーオフに出場できるため、消化試合が少なくなるというメリットがあります。その結果、新たなスポンサーや一般層の興味を引く事が出来るなどビジネス上のプラスが発生します。

2ステージ制のデメリットは分かりにくい事と不公平である事です。場合によってはその年に最も優秀な成績を残したチームが、最後の数試合に負けただけで優勝できなくなるという現象が発生してしまうんです。

また、試合数も増えてしまうため、試合の日程を組む事が難しくなってしまい、そのための過密日程で選手のコンディションを維持するのが難しいなどのデメリットも存在します。

Jリーグの1ステージ制、2ステージ制の経緯

実はJリーグは1993年の開幕から2004年までの12年間は2ステージ制でリーグを運営していました。(正確には1996年のみ1ステージ制)

プロサッカーリーグが出来たばっかりの頃は、今ほどサッカー文化が日本に根付いていませんでしたので、どうしても一般層が盛り上がりやすい見せ場を作る必要があったんですね。

しかし、2ステージ制のデメリットである年間を通して最も優秀な成績を残したチームが、優勝出来ないという「不公平感」が徐々に問題化し、2005年からは1ステージ制に移行しました。

そして2015年度からは10年ぶりに再びJリーグは2ステージ制に移行しました。理由は簡単に言えば「お金」の問題です。日本はリーマンショック以降から長い不況が続き、その影響はJリーグにも及ぼしました。2015年以降に1ステージ制を続けるとJリーグの収入が年間10億円以上減少し、子供達などの育成年代にかける予算が削られてしまうという内容だったと思います。

育成年代の予算を削るという事は、将来のサッカー選手に与える影響が大きい事から、Jリーグは多くのファンやサッカー関係者が反対するのを押し切って2015年度から2ステージ制に移行しました。

しかしこの2ステージ制への移行が、今回のJリーグ実行委員会の決定によって僅か2年でまた再び1ステージ制に戻される事になったんですね。

「DAZN」(ダ・ゾーン)との大型契約により2ステージ制を行う意味がなくなった

制度を変えてから僅か2年で、再び2ステージ制を1ステージ制に戻す理由は単純です。

2017年度から年間210億円でJリーグの放映権を獲得した「DAZN」(ダ・ゾーン)との大型契約のおかげで「お金」の心配がなくなったからです。

「お金」の心配により1ステージ制から2ステージ制に変更し、「お金」の心配がなくなったので1ステージ制に戻す。なんだか締まらない経緯ですが、Jリーグ側も本音では2ステージ制はやりたくなかったんでしょうね。

日程の問題と選手の8割が2ステージ制に反対したのも大きかった

また、Jリーグの上位チームにはアジアの強豪チームと対戦するACLという大会も存在します。

このACLと平行してJリーグを開催するには、どうしても日程面に無理が生じるという問題も表面化し、更にJリーグに所属しているサッカー選手にアンケートを取った所、約8割のサッカー選手が2ステージ制に反対しているという結果が出たようです。

実際に2ステージ制を行ってみて発覚した問題ですので重く受け止めなければいけないかも知れませんね。

2015年度から変更した2ステージ制は失敗だったのか?

多くのファンやサッカー関係者が反対をした2ステージ制ですが、客観的に見れば決して失敗ではなかったと思います。

事実として2ステージ制に移行した事で、Jリーグの収益は10億円以上の赤字から黒字に転換しましたし、私は個人的には2ステージ制に反対の意見を持っている人間ですが、2015年度のチャンピオンシップは正直に言ってかなり見ごたえのある素晴らしい試合でした。地上波でのテレビ視聴率も最終戦は10パーセントを超えましたし、電車の中で見ず知らずのファンと一緒に、スマホで放送を見て喜びを分かち合ったのは良い思い出です。

今回の急な方針転換のせいで「2ステージ制は失敗だった」という人は多いと思いますが、Jリーグ側が常に今後の日本サッカーの事を考えて行動してくれている事に関しては感謝すべきだと思います。

2ステージ制のスポンサーに対してどういった対応をするのか?

「DAZN」(ダ・ゾーン)との大型契約によって巨額のお金を手に入れたJリーグですが、もし2ステージ制を2017年度から1ステージ制に戻すのであれば、そこには大きな壁が存在しています。

それは2ステージ制の為に契約したスポンサーの事です。2ステージ制は2015年から2018年度までの4年間を、テレビ局などを含めたスポンサーと契約しています。

それをたった2年間で方針転換するという事は、違約金を当然スポンサー側に払わなければいけません。問題はお金を払えば終わりという訳ではなく、やり方を間違えればスポンサーの信頼を大きく損なうという部分です。

どういった経緯であっても、今まで支えてくれたスポンサーを裏切るような形だけはJリーグはとらないようにしてもらえると嬉しいですね。

2016年10月13日追記

どうやらスポンサーの皆様は今回の決定を好意的に受け止めてくれたようですね。

本当にいつも日本のサッカー界を支えていただき、日常的にサッカーを楽しんでいる人間からすると頭が上がりません。

Jリーグ側も各クラブのサポーターも、こういったスポンサーの貢献を忘れないようにしなければいけませんね。
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