2018/10/24

2016年11月15日、ロシアワールドカップアジア最終予選、日本代表はホームでサウジアラビアと対戦し、清武選手、原口選手のゴールによって2-1で見事に勝利しました。
日本代表のスタメンを見て驚いた人も多かったと思いますが、なんと今まで不動のスタメンだった本田 圭佑(ほんだけいすけ)選手がベンチスタートとなりました。
散々スポーツニュースでも騒がれているためご存知の人も多いと思いますが、本田選手はイタリアのセリアAの名門チームのミランでほとんど試合に出場できていません。
先日の親善試合でもコンディションの悪さが目立っていましたし、ハリルホジッチ監督も試合前から大幅なメンバーの変更を示唆していましたので、本田選手がスタメンからはずされる予想もされていました。
しかし、2010年の南アフリカワールドカップ以降では不動のスタメンであった本田選手がスタメンにいないというのは、何だか見ていて不思議な感じがしましたね。
そこでこのページでは、本田不在で挑んだサウジアラビア戦についての感想を述べさせていただきたいと思います。
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本田、香川選手が不在の日本代表でも問題なし
近年、日本代表の主力として君臨していた本田選手、香川選手がスタメン落ちして試合は始まりましたが、試合開始から1トップで出場した大迫 勇也(おおさこゆうや)選手を中心に素晴らしいプレーが披露されました。
前回のアウェーで行われたオーストラリア戦は本田選手がワントップで先発しましたが、やはりキープ力のある選手がワントップに入ると中盤の選手が前を向いてプレーできるので、この形が日本代表にとっては最も好ましい戦術の一つと考えて良いかもしれませんね。
大迫選手のキープ力は明らかに本田選手以上でした。(本田選手は本来は中盤の選手ですので比べるのは可愛そうかもしれませんが)フィジカルの強いサウジアラビアの選手相手にほとんどボールを失う事はなかったんじゃないでしょうか?足元でも空中戦でもタメをつくれていましたので、今後の日本代表にとっては早くも彼なしでは成り立たないほどの存在感をはなっていました。
今後の活躍に期待したいと思います。
後半から出場した本田、香川選手も2点目に貢献
面白いなと思ったのは後半から出場した本田選手や香川選手も、決勝点である2点目に貢献した事です。
左サイドで本田選手と長友選手で相手を完全に崩してセンタリング、そのセンタリングを上手く香川選手がすらして原口選手のゴールに結びつきました。
本田、長友、香川選手と言えば、近年の日本代表を支えた主要人物ですね。
彼らがいなくても今の日本代表がある程度機能する事が証明されつつありますが、それでも彼らの能力や経験はこの先の日本代表にとっては間違いなく必要でしょう。
長年彼らを脅かす存在が現れず、世代交代が進まない事が問題視されていましたが、ようやく良いチーム内の競争が働きだしたんじゃないでしょうか?
原口選手の4試合連続ゴールは日本新記録
ワールドカップアジア最終予選での4試合連続ゴールはなんと日本新記録らしいです。(3試合連続はキング・カズとロペス・ワグナー選手)
この試合の原口選手はどちらかと言うと守備で効いていた印象がありましたが、攻撃面でも長い距離を走って常にゴール前に顔を出していましたね。
前半で既にヘロヘロになっているぐらい上下動を繰り返していましたが、90分間攻守に走り続ける体力は本当に素晴らしいです。
ここまでくれば新記録をどんどん更新してほしいと思います。
この試合の勝利によってハリルホジッチ監督の解任はなくなったでしょう
ホームではありますが今回のサウジアラビア戦は、今後の中東のアウェーが残っている日程を考えれば絶対に勝利する事が求められていました。
負ければ間違いなく監督解任、引き分けでも解任はあり得た試合だったでしょう。
その崖っぷちの試合に勝利した事によって、おそらく今後のハリルホジッチ監督の解任の可能性はかなり低くなったと思います。
次回の試合は2017年3月に開催されます。つまり4ヶ月以上も間が空く訳ですね。この期間が過ぎれば4ヶ月以上も間が空く事はありません。つまりもし監督を変えて、次の試合までに十分な準備期間が存在するのは今がラストチャンスなんですね。
私は元々ハリルホジッチ監督に対して肯定派でも否定派でもありませんが、ここまでくればハリルホジッチ監督を信じて応援するしかありません。
どういった経過であっても、今後の日本サッカーのためには必ずワールドカップに出場はしなければいけません。
ハリルホジッチ監督に対して否定的な人も腹をくくって応援しましょう。
今後の日程
次回の試合は2017年3月23日にアウェーのUAE戦となります。
タイがオーストラリアに引き分けてくれたおかげで現時点で日本は2位。
中東のアウェーでの試合は荒れやすい印象がありますが、ようやく良い流れになりつつありますので、何とか頑張ってもらいたいですね。
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