とある整体師の戯言日記

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多すぎる整骨院、接骨院が乱立した理由

time 2016/08/29

多すぎる整骨院、接骨院が乱立した理由

私も元整骨院、今は整体院を経営している者ですので人の事は言えませんが、今の時代は本当にどこに行っても整骨院などの治療院が多すぎますよね。どこかの店舗が空いたらその場所に入るのは整骨院か美容院かコンビニでしょう。場所によっては隣同士や向かい合わせで別々の整骨院が経営していたりします。

これだけ整骨院が増えるという事は、さぞかし儲かる商売なんだろうなーと思う方も多いでしょうね。

いやしかし、昔は非常に羽振りが良かった整骨院の業界ですが、残念ながら最近は非常に厳しい状況に追い込まれています。(ちなみにこの記事を書いているのは2016年です)

そういった厳しい状況でも整骨院が乱立するのにも別の理由があるんです。

そこでこのページでは整骨院が多すぎる、増えすぎた理由について説明させていただきます。

現在高校生などで進路に迷っている人で、整骨院の業界に興味があるような人は是非参考にして下さい。
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整骨院が乱立したのは規制緩和が原因

先ほども軽く説明したように、整骨院が乱立したのは決してこの業界が儲かるからという訳ではありません。

実は2000年にある裁判が行われて、整骨院を開業する国家資格を育成する学校の規制緩和が行われました。

それまでは全国に10校ほどしかなかった学校が、この規制緩和以降に急激に増えて100校近くになったんです。その影響で整骨院の開業権を持つ資格者が激増したんですね。

実はこの学校が乱立しだした2000年頃から2005年ぐらいまでは、まだこの整骨院の業界は儲けやすく美味しい業界だったと思います。実際に私がこの業界に入りだしたのが2005年頃なのですが、当時勤めていた整骨院の先生の羽振りの良さは今でも覚えていますから。(ちなみに今その整骨院は廃業したそうです)

しかし今までの数倍の人数が開業権を持って毎年誕生するわけですから、たった数年で整骨院の数は激増してしまい、その影響で整骨院同士の争いが激化しました。

更に数が増えた事によって経営状態が悪くなった整骨院の中には、不正に保険請求をするものも増え摘発される人間も激増しました。(大して仲良くはなかったですが、私が知っている人の中にももう既に何人も逮捕者が出ています)

その結果、国が定める保険の請求額もどんどん減額されていって今日に至っています。国が定める請求額も、私がこの業界に入った当初と比べれば大げさな表現抜きで半分近く減らされていますからね。

今では本当に厳しい業界になってしまいました。
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厳しい業界なのに何故未だに整骨院は増え続けるのか?

上記では国家資格を養成する学校の数が激増し、その結果整骨院の業界は厳しい状態に追い込まれている事について説明させていただきました。

それでは何故未だに整骨院は増え続けるのでしょうか?

答えは単純です。

学校の数がピークだった2005年から2010年ぐらいまでの間に資格を取った若者が、丁度今開業の時期を迎えているからです。整骨院の資格を取りに行く学校には元社会人の方も多くいましたが、一番多いのは高卒で入ってきた若者たちです。そういった人達が今だいたい30代前半ぐらいの年齢に差し掛かっています。

厳しい業界ではありますが、やはり若い時から必死に頑張って努力してきたので開業という目標を簡単には諦めきれないでしょう。

ただし、現時点で乱立のピークは過ぎたと思います。今も確かに新規で整骨院を開業される人は後を立ちませんが、逆に厳しい事情によって廃業される整骨院も非常に増えています。

実際に私の周りでもここ数年で数件の整骨院は廃業しています。まあその後すぐに同じ場所に違う整骨院が新しく入っていますけどね。

こういった事から今の状況は新規参入者と廃業される人の関係で調度横ばいといった所ではないでしょうか?

まとめ

ここで簡単にまとめさせていただきますね。

整骨院が乱立したのは、安易な規制緩和によって大量に学校が増えた事による弊害です。乱立した今でも、過去に資格を取得した人達が今丁度開業の適齢期に差し掛かっていますので、しばらくは新規開業者は増え続けると思います。

しかし既にこの業界は飽和状態ですし、国が定める保険請求額だって今後更に減らされる可能性も濃厚です。これから日本は世界のどの国も経験した事がない超高齢化社会に突入します。昨今、社会保障費によって年金の減額や保険の一部負担金の値上げ、企業の保険組合の解散などが問題になっていますが、はっきり言ってまだ入り口でしかありません。本当に厳しくなるのはこれからです。

整骨院の経営の柱は保険収入である事は間違いありませんので、国の社会保障費が増大していけば今以上に減額されるのは避けられないでしょう。そのため、整骨院の数は今がピークでここから先は整骨院の数も徐々に減っていくと私は予想しています。

こういった事が今の時代に整骨院が乱立している状況の背景です。

もちろん、高齢者が増えるという事は整骨院の需要もあるかもしれませんが、決して安泰な業界ではありませんので、進路や転職などでこの業界に興味を持っている人は是非参考にして下さいね。
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