とある整体師の戯言日記

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腰痛や膝に負担が少ないお風呂のイスの理想的な高さは?

time 2016/09/20

腰痛や膝に負担が少ないお風呂のイスの理想的な高さは?

腰痛や膝の痛み、もしくは腰椎椎間板ヘルニアなど坐骨神経痛の痛みでお悩みの人の場合、お風呂に入ってイスに座っている時に症状が悪化してしまうという人は非常に多いと思います。(お風呂に入った後にしんどくなるという人もいます)

お風呂のイスというのは一般的に高さが低い場合が多く、実は低めのイスは腰や膝にとっては負担の大きい姿勢になる事が多いんです。

そのため、お風呂のイスは少し高めのイスを利用した方が体への負担は少なくてすむのですが、具体的にどういった高さが理想なのかは患者さんにはよく分からない事だと思います。

そこでこのページでは、低いイスが腰や膝にとって何故負担が大きいのかの説明と、お風呂に置くイスの理想的な高さについて説明させていただきますね。

お風呂のイスでお悩みの人で、興味のある人は是非参考にして下さい。
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お風呂のイスの高さが低いと負担が大きくなる理由

まずはお風呂のイスの高さが低いと体の負担が大きくなる理由を説明させていただきますね。

※ 少し難しい話になりますので、具体的なイスの高さを知りたい人は読み飛ばして下さい。

腰や膝の関節に関わらず、各関節には負担が少ない関節の角度がそれぞれ決まっています。腰や膝にとっては一般的に股関節や膝関節の曲がる角度が深くなればなるほど負担は大きくなります。

ただし股関節や膝の関節に関しては、関節の角度の他にその動作時の重心(体重が最もかかっている場所)の位置も負担には大きく関わります。

関節はてこの原理で動いていますので、重心(体重が最もかかっている場所)を支点にして関節の位置が遠くなればなるほど負担は大きくなり、近ければ近いほど負担は少なくてすみます。

例えば前かがみになった時やしゃがんだ時のように、深く膝や股関節を曲げていても頭を前に下げて背中を丸めるようにすれば腰や膝への負担は少なくてすみます。逆に深くしゃがんだ時に背筋を伸ばしていると腰や膝への負担は大きくなってしまいます。(スクワットやうさぎ跳びのような動き)

このように同じように深く膝や股関節を曲げていても、その時の重心の位置によって負担の量は変化します。頭を下げて重心を前にもってきた状態でしゃがめば関節と重心の距離は近いので負担は少なくてすみます。逆に背筋を伸ばした状態でしゃがむとお尻の重さによって重心は後方に移動してしまい、膝関節や股関節との距離が離れてしまい負担が大きくなってしまうんですね。

イスの理想的な高さとは膝とお尻の位置が平行

つまりイスに座る動作においては、重心の位置がお尻の後ろの方にあればあるほど膝や股関節から重心の距離が離れてしまい、その結果、腰や膝への負担は大きくなってしまいます。

低いイスに座ってしまうと、膝を曲げて座った時の膝の高さがお尻の高さよりも上の位置にきます。膝の位置よりもお尻の位置の方が低い位置にあると、重心はお尻の後方に集中してしまい膝や股関節と重心の位置が遠くなってしまい負担が大きくなってしまうんですね。

こういった事からも分かるように、お風呂のイスで足腰や膝に負担のかかりにくい理想の高さは、イスに座った時に膝の位置がお尻の位置より高くならないイスの高さが理想の高さとなります。

つまり、座った時に膝の位置の高さとお尻の位置の位置の高さが平行、もしくはお尻の位置の方が膝よりも高ければ腰や膝にかかる負担は少なくてすむわけですね。
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具体的にオススメするお風呂のイスの高さ

さて、上記ではお風呂のイスの理想的な高さとは、「膝の位置とお尻の位置が座った時に平行になる高さ、もしくはお尻の位置の方が高くなる高さ」だという事を説明させていただきました。とは言っても人によって身長は違いますので、ご自分にとって楽なイスの高さは分かりにくいと思います。

そこで私の整体院に通っている患者さんに協力してもらい、実際に身長別にイスに座ってもらって、膝の位置とお尻の位置が平行になるイスの高さを測ってみました。

測り方は低めのイスに座ってもらい、そのイスの上に薄いクッションを積み上げていき、膝の高さとお尻の高さが平行になった時点でのイスの高さを身長別に計測してみました。

その結果は以下の通りです。

  • 身長175センチの人の理想的なイスの高さは37センチ
  • 身長170センチの人の理想的なイスの高さは35センチ
  • 身長165センチの人の理想的なイスの高さは33センチ
  • 身長160センチの人の理想的なイスの高さは31センチ
  • 身長155センチの人の理想的なイスの高さは29センチ
  • 身長150センチの人の理想的なイスの高さは27センチ

少ない誤差はもちろんありますが、だいたい上記のような結果に落ち着きました。(ご協力いただいた患者さんには本当に感謝です)

この数字は身長別に膝の位置とお尻の位置が平行になるイスの高さを示しています。実際には平行かお尻の位置が膝の位置よりも高ければ腰や膝への負担は少なくてすみますので、身長150センチの人はイスの高さが27センチ以上であれば、イスの高さが35センチだろうが37センチであろうと問題ありません。

お風呂のイスは場合によっては一人で使う物ではなく、家族全員が使う事もあると思います。そのため日本人の男性の平均身長が約172センチですので、一般的にはイスの高さが37センチ以上であれば多くの人間が使っても負担の少ないお風呂のイスになるはずです。

結論を言えば、日本人にとって理想的なお風呂のイスの高さは37センチ以上の高さのあるイスと言えるでしょう。

先ほども軽く説明しましたが、身長150センチの小柄な方が37センチのイスに座っても問題はありません。腰や膝に負担がかかりにくい条件は「座った時に膝の位置とお尻の位置が平行、もしくはお尻の位置の方が高い」という条件です。極端に高すぎるイスであれば負担もあると思いますが、37センチのイスの高さは小柄な人にとっても高すぎる事はありませんので。

ちなみにどれぐらいの高さのイスになったら足が地面に着かない高さなのかもついでに測りましたが、身長175センチの私で60センチを超えるイスの高さです。単純計算ですが身長150センチの小柄な方でも50センチくらいまでのイスの高さであれば負担はないと思いますので気にしないで下さいね。

身長が180以上ある人の場合に限り、イスの高さは40センチ以上ある方が良いかと思います。

以上がお風呂のイスの理想的な高さの説明になります。

あくまでももこのイスの高さは負担を軽減する事が目的であって、負担をゼロにする事は出来ません。

そのため、どういった高さのイスでも痛みを感じる人は出来るだけ早く信頼できる病院や治療院に相談して下さいね。
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